Cyclo-Cross World Championship 2006
Keiichi Tsujiura Interview

オランダ・ゼッダム

辻浦圭一(ブリヂストンアンカー)


今年の世界選手権は、どうでしたか?

いつもどおり走れなかったので、とても悔しいです。
経験もあったし、レース展開も序盤は読み通りだったけど、
いつも出来てることが
出来なかったから、
満足できる走りではなかったです。


でも、満足はできないけど、
...世界選手権で、「結果」が残ったレースは、今回が初めてなので、複雑な気分です。

いつも通り走れば、いつも通り走ることが出来たと思うけど、
今回は、それが出来なかった。



今回のコースでは、どのような点に一番注意して走りましたか?

階段の上りきる前から平坦までの加速、
あと、コーナーが多いので、コーナリングには、注意して走りました。

全日本選手権を4連覇の後の、世界選手権。
今年は相当のプレッシャーが、あったのではないですか?

それほど、プレッシャーはなかったけど。
後半疲れが出始めた感じがあって、1月中旬から疲れが取れにくくなったので、
体のほうが疲れがあって、プレッシャーの重みより、体のほうが重く感じました。

それより、昨年までは、一人でワールドカップ出たりと個人で動いていたけど、
今年は、数名ワールドカップに出たんです。

世界選手権の前に、「日本チーム」として、
いいまとまりが、
出来て、今年はよかったと思う。


年々増えてくるのは、「課題」「手応え」どちらですか?

レースで、集団で走ることで、言葉では言い表せないような駆け引きがあって、
その中で、昨年出来なかったことが出来た時もあったから、
かなり手応えはあった。

けど、それが出来たら、また次に
「出来たらいいな」って思うこと、「課題」も出てきた。

...
両方同じくらいかな。

でも、昨年より「課題」も「手応え」も、内容が、もっと深くなったから..
その点では、「手応え」のほうが大きいと思う。