前大会、竹之内君が25位と善戦したジュニアカテゴリーは、
3名も高校生を派遣してくれた。
今回はほんとうに色々な方に応援されて日本を旅立ったので、
もらったチャンスを生かして、自分の力を出し切ろうという気持ちでやってきた。
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何もかもが初めての世界選手権。
観客の応援がすごい!
実業団登録初戦の熊野3DAYSと重なる。
名前を呼ばれて4列目へ並んだ。
最初から位置取りが激しい。
30秒前のコール。
時間が迫ってくる。
アドレナリン爆発。
ピストルがなった。
うまくいった。
集団前方で走ることができている。
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ペースは思ったほど速くない。
前半勝負と思っていたので積極的に攻めていった。
直線になり、前の選手のペースが遅いので抜きにかかった。
その瞬間、その選手も左に寄ってきて、ラインがふさがり、接触、転倒。
スローモーションのように左肩から地面にたたきつけられた。
すぐに立ち上がったが、後輪がロックして回らない。
ブレーキアーチが曲がり、ワイヤーがはまらない。
何とか入れようとしたが、全く入らない。
意外と冷静だった。
でもピットまで遠く、入れるしかなかった。
その間にすべての選手に抜かれ、独りになった。
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全力で追った。
ピットに入り、中津さんからバイクを受け取り、飛び乗った。
悔しくて、全力で漕ぎ続けるが、前には追いつかなかった。
もう一度バイク交換。
レースが終わった。
ジャージは破れ、シューズも、自転車も、自分の気持ちも、ぼろぼろだった。
血が出ていたことに初めて気づいたが、痛くはなかった。
クールダウンの間、いろんなことを考えた。
2時間も走っていた。
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気持ちを切り替え、世界の走りを観ることに集中した。
エリートはやはり違う。
テクニック・持久力・機材。
ギヤはシングルが多い。
自分も日本とは違い、気がつけばアウターだけで走っていた。
立体交差も、ふた漕ぎするだけで、あがってしまう。
いや、表面的なことより、何より、世界に挑戦していくこと。
この中でもまれないとだめだ。
辻浦選手のように自分から外に飛び出し、どんどんぶつかっていく。
そこにヒントは隠れているし、吸収できる。
今、強くなりたい!!
最後に、スタッフ、チームの皆さん、ほんとうにお世話になりました。
ありがとうございました。
これからも自分の走りをしていきます。
よろしくお願いします。
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